配色

伊豆大島

いずおおしま常時観測火山

Izu-Oshima

別名: 大島、三原山(みはらやま)

地図を読み込んでいます
80 km 四方。陸の色は標高、海の等深線は 100 m ごと(5本ごとに太線)。
火山番号
317気象庁G01産総研
所在地
東京都
標高
758 m三原新山(標高点)
位置
34.7244°N 139.3944°E

概要

北北西-南南東15㎞、東北東-西南西9㎞の火山島で、主に玄武岩の成層火山である。頂上部にカルデラと中央火口丘三原山がある。カルデラの直径は3~4.5㎞で東方に開いている。大島火山は、数万年前から活動を始め、緩傾斜の主成層火山体と北北西-南南東方向の割れ目噴火により形成された多数の側火山から成る。約1700年前に山頂部で大規模な水蒸気爆発が発生し、陥没してカルデラを形成した。約1500年前にも大規模な噴火が起こり、山頂部に相接して複数のカルデラが生じたと考えられている。その後の噴火による溶岩は、カルデラ底を埋積しながら北東方向に流下し、海岸に達した。カルデラ形成後、1回の噴出量が数億トンである大規模噴火が10回発生し、最後の大規模噴火は1777年の噴火であった。噴出量数千万トン程度の中規模噴火は、近年では1912、1950年、1986年に発生しており、間隔は36~38年である。またそれらの間に20回以上の小規模噴火があった。大規模噴火の時には初期にスコリア放出、溶岩流出、その後火山灰の放出が長期間(10 年程度)続いたと考えられている。中規模噴火はスコリア放出、溶岩流出、小規模噴火は噴石、火山灰を放出する。ストロンボリ式噴火が特徴であるが、マグマ水蒸気爆発も起きている。1552~1974 年の噴火は三原山火口か、その周辺のカルデラ底で発生したが、1986年噴火は三原山火口内(A 火口)と割れ目火口(カルデラ底:B 火口、カルデラ縁外側の北山腹斜面:C 火口)で起こった。噴火前兆あるいは活動と関係する地殻変動、地震・微動、地磁気、比抵抗、重力等の変化が観測されている。玄武岩を主とするSiO2 量は49.5~58.0 wt.% である。

気象庁「日本活火山総覧(第4版)Web掲載版」より

もっと詳しく